ゴミ集積場

つくる責任つかう責任

地球上には多くの資源が眠っており、私たちはそれらを活用しながら発展をし続けてきました。しかし、どの資源も有限であり、採取することができる地域も限定的です。

これから先、有効な資源活用を実現するためには、一人一人が「つくるもの・つかうもの」に責任を持ち、次の世代に配慮した資源活用を進めていかなくてはなりません。

- 天然資源の枯渇問題

 
ゴミ捨て場

次の世代への配慮を考えたとき、私たちは地球から採取可能な天然資源についてしっかりと議論しなくてはなりません。ここでいう天然資源は化石燃料のみならず、銅やアルミニウムのような素材も含まれます。

 

銅は世界で最も古くから使われている金属資源の一つです。ほかの金属と比べて優れた電気伝導率や熱伝導率を持ち、加工もしやすく、産業界で最も多用れている金属です。アルミニウムは銅ほど古い歴史は持っていませんが、軽さ・耐食性・加工性などの特性を持つことから20世紀以降の世界の経済発展を支えてきました。

世界は「脱炭素社会」の未来に向かっています。今後、電気自動車(EV)や電動航空機を作るために銅の需要の急激な拡大が予測されています。しかし、化石燃料同様に特に銅は世界的に枯渇の懸念がされており、際限なく使うわけにはいきません。アルミニウムも製品の軽量化には欠かせない素材で、これからの社会では大いに必要とされるものです。こちらの埋蔵量は銅以上に存在していますが、原料のボーキサイトが有限である事実は変わらないため、使い続けると銅と同じような枯渇問題に直面するのは時間の問題です。

 

また日本について話せば、私たちの国はもともと資源がありません。これから石油や銅の埋蔵量が突然増える見込みもないため、そのほとんどを海外からの輸入に依存しています。自分たちが住む国や町の持続可能な発展を実現するためにもそれら資源は重大要素ではありますが、資源に関しては輸入に頼っている以上、価格や相場変動のリスクも同時に関連してくるため、安定的な資源確保には対策が必要です。

- ASTコイルとリサイクル 

 

安定的な資源確保のための対策として、リサイクルは最も身近な手段です。トイレットペーパーやノートなど、私たちが普段使う日用品の多くが“再生紙”というリサイクルされたものを原料としてつくられていることは、周知の事実だと思いますが、銅やアルミニウムのような金属資源もリサイクルを経て利用されています。アスターがつくる“モーター”の中の“コイル”は特に多く金属が使われている部分で、使用済みのコイルは分解を経て精錬・溶解させることで銅やアルミニウムのような金属素材を取り出し、再度資源として利用することができます。実際に株式会社アスターも使用済みの銅やアルミニウムなどの素材はリサイクルに回して資源活用に努めています。

-​1ブロックあたりのコイルリサイクル図例-

従来コイル

ASTコイル

モーターに使われるコイルのリサイクルを考えるとき、リサイクル時に発生する「リサイクル可能な資源」と「不純物を多く含む部分」の比率が重要になってきます。一つのコイルの塊から得られる再生利用可能な資源が多いほど、リサイクル効率は高いといえます。ASTモーターに使われているASTコイルは従来のコイルと形状が全く異なり、その形の違いがリサイクル効率に大きな影響を与えます。

ASTコイルは大断面積で全長が短く、コイルの表面積が従来の半分以下になるため、必要な絶縁被膜の量圧倒的に少なく済みます。実際、ASTコイルに使用される被膜量は従来の巻線コイルの半分以下で済むため、リサイクルの精錬時にASTコイルの方には不純物(絶縁被膜)が含まれる層”がほとんど見られません。また、ASTコイルは板状であることから巻線コイルに見られる無駄な絡まりがないため、モーターからコイルを分解する際の駄な廃棄もありません。これにより、ASTモーターが採用しているASTコイルは90%以上のリサイクル効率を誇ります。このようなモーターは、ASTコイルを採用したASTモーター以外に世界にこにもなく、株式会社アスターが誇るオンリーワンの技術です。

近い将来、アスターは自分たちで精錬するためのスペースを作り、金属素材を100%自社リサイクルしてモーターを製作するなど、リサイクル材の利用拡大を進めていく予定です。